ハンコ屋の域を超えたハンコ屋、朝日堂
初めに
今回は八戸高専の3年松浦と5年大久保、関下がハチスタを担当します。よろしくお願いします!今回、私たちは十八日町にある「朝日堂」というハンコ屋さんにお邪魔しました!お店の外にはかわいらしい犬の置物が置かれ、来る人をお出迎えしてくれます。
朝日堂さんの歴史・名前の由来紹介
朝日堂さんの歴史は長く、昔東京へ修行に出た初代社長さんが、お仲間と北海道で店を出そうとしたことから始まります。しかしお仲間の一人は二戸へ、もう一人は十和田へ、そして初代社長さんは八戸へ店を出し、結局誰も北海道ではお店を出さなかったそうです(笑)そんな初代社長さんが始めた朝日堂も、この地で110年以上に渡って続き、現在の社長さんは4代目だそう。とっても気さくで優しい方です。美人なお嫁さんがいるんだとか…
朝日堂の名前の由来は「朝日」という言葉が縁起が良いからなんだそうです。
早速店内を見てみましょう。
商品紹介
店内にはたくさんの種類のハンコが並んでいました。
なかには、ハンコの押し間違い防止のため上から文字が見えるようになっているもの、有名なアニメのキャラクターをモチーフにしたハンコ入れなど、ユニークな商品がたくさんありました。
また、朝日堂は象牙を扱うことのできる資格を持っているお店なので、安心してお買い物できます。
レーザープリンター・プリンター
社長が1番の売りにしていたのが、このレーザープリンターです。
普通車約1台分のお値段なのだそうです…。ハンコ屋なのになぜレーザープリンター?と思う方もいるかと思います。しかしお話を聞いてみるとこの機械のすごさが分かりました。
店内にはハンコだけでなく、下の写真のようなネームプレート、名入りボールペン、名前が彫ってある鉛筆、プラ板のかざり、ブックマークetcなど、様々な商品が並んでいました。(https://www.facebook.com/horihoripresents 朝日堂さんのFacebookページ)なんと、これらすべて先ほどのレーザープリンターで作っていたのです!
ゴム、金属、木材、電子機器…いろんな物にデザインすることができるそうです。ハンコ屋さんでこんなものが作れるなんて驚きました!知らなかった方も多いのではないでしょうか?しかも朝日堂さんでは、このような商品を商品数一つから受け付けているとのこと!業者に頼むと「〇個から受け付け」というのが基本ですが、これならお金もあまりかからず自分のオリジナルのグッズが作れますね。
また、この木彫りの名札は八戸のイチイの木を使用しているんだそうです。朝日堂さんでは地産地消にも貢献しているんですね。
このレーザープリンターは、現在の社長が作業スピードの向上、エコの観点から数年前から導入したそうです。環境にも配慮を忘れない社長、素敵ですね。
また、朝日堂さんのすごいところはレーザープリンターだけではありません。こちらをご覧ください。
これらの商品も朝日堂さんで作られた商品なんです!奥の作業場にあるプリンターを使って作るそうです。このマグカップは、特殊な加工をすることによって柄の入った表面の凹凸を無くせるのだそうです!さらにこのIQライトなんかは、好きな柄を印刷できるのは朝日堂さんだけなんだそうです。こんなにおしゃれなマグカップや照明なら、プレゼントなんかにも喜ばれそうですね!
これらの商品のように、十、二十代の私たちもほしくなるような素敵なものがたくさんありました。しかしお客さんの年齢層について聞いてみると、四、五十代の方が多いらしいです。私たちのレポートをきっかけに、若いお客さんも増えてくれると嬉しいです。
苦労した依頼・社長の信念
一通り見せていただいたところで、社長に「今まで一番大変だった依頼は何ですか」と聞いてみました。お客さんの要望で、会社を去る上司のために名入りのボールペンを明日までに作って欲しいと頼まれたことがあるそうなんですが、なんと依頼を受けたのはもう夕方で、社長は夜なべしてボールペンを仕上げたんだそうです…。
お客さんの依頼にはなるべく「NO」を言わないようにしているんだそうです。社長のプロ意識の高さに驚きました。
また、デザインをするときはお客さんとじっくり話をしたり、デザインを提案してあげたりしながら商品を作るのだそうです。社長曰く、「ハンコ屋はデザイナー」なのだとか。素敵ですね。
同級生が作ったカウンター
また、社長がパソコンなどを置いたりお客さんとデザインについて話し合う際などに使用しているこのカウンターなのですが、なんとこれは八戸高専の同級生が作ったものなんです!とっても満足していらっしゃる様子だったので、同級生として誇らしいです。
こだわりの食器・お母様の思い
そして、店内に入ったときからずっと気になっていましたが、店内には美しい食器がたくさん並んでいるんです。はんこ屋さんなのに食器まで扱っているんですね。食器の販売はお母様の担当なんだそう。自ら見本市に出向き、その季節によって取り揃えている食器のデザインや模様を変えているんだそうです。お邪魔させていただいたときはひな祭りや春をモチーフにした食器が多く並んでいました。素敵ですね。
いまのご時世、ちゃんとした器に盛りつけて食事をしている方はどれくらいいるでしょうか?お母様は、忙しくてもちゃんとした器に盛りつけて豊かな食事の時間を過ごしてほしいと願っていらっしゃるそうです。私たちも実践できるよう、努力します…。
ハンコのきれいな押し方
そして、社長直々にきれいなハンコの押し方を教えてくださりました。
①紙(厚すぎないものが好ましい)を1枚下に敷き、はんこを押す。その際、紙にはんこを押しつけながら「の」の字を書く。
②上の紙を抑えながら下の紙をそっと引き抜く
左:普通に押したハンコ
右:社長に教わった押し方で押したハンコ
この方法だと左とくらべて文字のかすれが少なくなりました!最初は下の紙を引き抜くのに苦労しましたが、5分もしないうちにマスターすることができました✌
今後の展望
最後に、今後この店をどのように展開していきたいか聞いてみました。今後は、来店されたお客さんがコーヒーなどを楽しみながら自分でオリジナルグッズを作ることができる体験型のカフェ「レーザーカフェ」を展開していきたいのだそうです。夢が膨らみますね!
最後に
私たちのレポートはいかがでしたでしょうか?これをみて、少しでも朝日堂さんに興味を持っていただけたら嬉しいです。私たちもレポートをするうちにすっかり朝日堂さんの商品に見入ってしまいました(笑)。ぜひ後で個人的にお店に行きたいと思います。
また、次回のレポートでは私たちが実際にハンコづくりにチャレンジします!ぜひ次のレポートもご覧になってください✌
レーザープリンター、レーザーカフェなど、次々に新しいことに挑戦する朝日堂さんへ、皆さんも1度足を運んでみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
🌞オマケ🌞
妄想間取り図
今回私たちが見学させていただいたのはお店の中だけでしたが、どうやらこの建物は縦長の構造になっており、奥に続いているようなんです。お店の奥には何があるのでしょう…気になる……ということで店舗奥の間取りがどのようになっているのか私たちが勝手に妄想して間取り図を作成してみました。(前回のブログでも想像間取り図作成していましたね。)
階段は2階の家族だんらんスペースへと続いてるのでは!?
まさかの自給自足!!(妄想)
風の谷のナウ〇カのワンシーンを彷彿とさせます。
ごく普通の奥様に見えて本当はハイスペックマダムかもしれない。
朝日堂だけに(笑)
あったらいいな…アイデアハンコ!
妄想間取り図に引き続きまして、私たちの愉快なアイデアと妄想だけで生まれた、あったら便利なハンコを、PP○PならぬEEUTに載せてご紹介します。
イヤリング(Earrings)のE、イヤホンジャック(Earphone jack)のE、USBのU、木(Tree)のTでEEUT。これらとハンコを組み合わせることによって、生活をより豊かにする(かもしれない)アイデアをご紹介します。
これはOLさん向けですね。
「ハンコお願いします。」と言われたらイアヤリングを外して、いつもの通りハンコを押すだけ!「なんて可愛いイヤリングなの!?」とあなたの会社でも話題になること間違いなし。
こちらは男性女性関係なくお使いいただけます。今の時代スマホを忘れるなんてことは少ないはず。ならスマホとくっつけちゃえ!…と生まれたのがこのイヤホンジャックハンコ。普段ハンコを使わない人でも急なハンコの需要に対応できちゃいます!スタンプ式のハンコでもスタイリッシュで便利かもしれませんね。
こちらは学生さんから社会人の方まで幅広くお使いいただけます。「イヤホンジャックにハンコなんてダサい!」なんて思ってるそこのあなた!これならスタイリッシュに持ち運べます。
この〜木なんの木?
『ハンコの木!!』
あらなんとも便利!一家に一本ハンコの木はいかがですか?家庭菜園が趣味のあなたも、これがあれば楽しい日々が送れると同時に、家族の必需品まで創りだせちゃいますよ。
いかがでしたでしょうか?こんなハンコが実現されることを夢見て、朝日堂さんまで遊びに行ってみては?